コラム

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「5歳~11歳」におけるワクチン接種後の症例

(2022.09.07)

「5歳~11歳」におけるワクチン接種後の症例経過を1例、抜粋要約して掲載します。

8歳の女性

病歴等:

6月25日 女性患者はワクチン2回目接種を受けた。

6月26日(ワクチン接種1日後)疼痛、腫脹が見られるも改善した。

7月08日(ワクチン接種13日後)接種した左手のみに腫脹、浮腫が発生した。

痺れを伴った痛みがあった。病院に行ったが、検査では異常なしであった。

ギラン・バレー症候群、末梢神経のミエロパチーなど疑うも、不明であった。

現在も改善していない。

7月09日(ワクチン接種14日後)再び、痺れを伴う疼痛、浮腫を発現し、未回復であった。

報告医師は、本事象を非重篤と分類し、ワクチンとの因果関係を可能性大と評価した。

報告医師:この病態、治療に関する文献があれば送付してほしい。

症例経過は以上です。

⇒参考として。

⇒小児用(5歳~11歳)ワクチンの副反応については「使用上の注意」である添付文書において、ギラン・バレー症候群が「報告されている」、心筋炎(頻度不明)、顔面麻痺(頻度不明)などが「あらわれることがある」などと注意喚起されています。

⇒またつぎのとおり、5歳~11歳の者に対して、「努力義務」の規定が適用されることとなりました。

○予防接種法施行令の一部を改正する政令をここに公布する。(令和4年9月6日)

内閣総理大臣 岸田文雄

▽改正前

「努力義務の規定は、次に掲げる者に対しては、適用しない」

一 12歳未満の者

二 12歳以上60歳未満の者であって、新型コロナウイルス感染症に係る予防接種を既に3回受けたもの

▽改正後

(「12歳未満の者」が削除されました。)

「努力義務の規定は、60歳未満の者であって、新型コロナウイルス感染症に係る予防接種を既に3回受けたものに対しては、適用しない」

⇒新型コロナワクチンQ&A(厚労省)においては、「努力義務」について「緊急のまん延予防の観点から、皆様に接種にご協力をいただきたいという趣旨」と説明されています。

⇒すなわち今回は、国曰く「緊急のまん延予防の観点から、「健康な小児を含む5歳~11歳の約741万人すべての者」に「接種後リスクの可能性を負うこと」にご協力をいただきたい」とのことであると感じています。

 以上です。

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